双極性障害はじめました!

双極性障害Ⅰ型のアラサーが店主です

双極性障害ってどんな病気? その5

「躁」と「うつ」を繰り返す「脳の病気」です

双極性障害は気分の浮き沈みの度合いや、症状の現れ方によって、「性格的なもの」と思われがちな病気です。しかし、気のもちようや、心がけで治るものではなく、治療が必要な脳の病気なのです。

また、双極性障害には「躁状態」「うつ状態」「寛解期」の3つのエピソードがあり、それらを繰り返します。始まりの状態は人によってそれぞれですが、多くの場合、最初は「うつ病」と診断されて治療がスタートします。

双極性障害にはⅠ型とⅡ型があり、躁状態の程度によって、「躁」と「軽躁」に分けて、Ⅰ型とⅡ型の診断基準にしています。

今回は双極性障害の特徴について、お話していきたいと思います。

 

双極性障害の特徴

・「躁」と「うつ」がくり返し現れる

・症状のあらわれ方には個人差がある

・20代~30代で発症しやすい

・春~夏は躁、秋~冬はうつが多くなる

・ストレスや睡眠不足、生活リズムの乱れが病気発症や再発のきっかけになりやすい

・ほかの精神疾患を併発しやすい

 

以上挙げた以外にも、いくつかの特徴がありますが、今回は実際に私の症状の特徴にもなっているものを挙げさせていただきました。

では、今回はストレスや睡眠、生活リズムの因果関係について、詳しく見ていきたいと思います。当事者の方でしたら、分かり合える部分もあるかもしれませんし、周りに双極性障害をお持ちの方でも、ぜひ何かお気づきのことがあればコメントください。

 

ストレスは病気発症や再発の1つ

ストレスはあって当然

私たちは毎日少なからずストレスを感じながら生活していますが、ストレスから回復する力も持っています。多少のストレスがあるのが普通です。しかし、回復する間もなく次々とストレスが続くと、なかなか戻りにくくなってしまいます。また、過度に良い状態になってしまうことも、病気の発症のきっかけとなったり、再発の引き金になったりします。

だからこそ「ストレス対策」を立てて、発症や再発リスクを回避しましょう。自分がどのようなことにストレスを感じやすいかを事前に知っておき、ストレスを事前に予測して心の準備をしておくことが大事です。また、「全か無か思考」で物事をとらえやすいなど、「自分の考え方のくせ」を知って、考え方を工夫することも必要です。

 

睡眠や生活リズムをしっかり管理する

双極性障害になっても、定期的に受診し、薬を飲み、規則正しい生活をすることで、自己コントロールができます。再発予防の場合には、薬を継続して飲み続けることがもっとも大事です。「薬なんかに頼らなくても元気!」と思ってしまった時には、症状の発症ではないかと疑ってみてください。

また、睡眠と生活パターンを安定化させることも重要です。起床、食事、社会活動、睡眠など毎日なるべく同じくらいの時間にできるよう心がけましょう。

特に気を付けたいのが、睡眠です。睡眠時間が少ないと、躁状態を引き起こしやすいため、忙しい日も休日も、睡眠時間をしっかり確保し、朝は日の光を浴びると睡眠リズムが整います。

 

再発のきっかけとなる3つのリスクを回避しよう

①服薬の管理対策:飲み忘れがないようにしっかりと服薬管理。

②ストレス対策:ストレス対処法を身につけよう。

③生活リズム対策:忙しくても睡眠時間をしっかり確保。

 

私の場合はストレス管理が苦手だった

今回休職(欠勤ですが)にあたるに至って、私は自分のストレスと対処法について学んできたつもりでした。たとえば、秋ごろになると聴覚過敏や光過敏になってしまうこと、マルチタスクは苦手なことなど、会社にはそれに伴って一緒に対策をしてきたつもりでした。

しかしそもそも、私は働くことがストレスのようです。なるべくなら働かずに生きたい・・・ 働いたとしても週3ぐらいが自分に合っている・・・ そう思えたのは大きな収穫だと思います。

とはいえ、今の会社は週5フルタイムで働ける人しか雇わないということでしたので、今後復職ができるならば、その時はどうやって自分がストレス対処していくのか、非常に重要になってくるなと感じています。

 

 

本日もありがとうございました。