双極性障害はじめました!

双極性障害Ⅰ型のアラサーが店主です

双極性障害ってどんな病気? その4

「躁」と「うつ」を繰り返す「脳の病気」です

双極性障害は気分の浮き沈みの度合いや、症状の現れ方によって、「性格的なもの」と思われがちな病気です。しかし、気のもちようや、心がけで治るものではなく、治療が必要な脳の病気なのです。

また、双極性障害には「躁状態」「うつ状態」「寛解期」の3つのエピソードがあり、それらを繰り返します。始まりの状態は人によってそれぞれですが、多くの場合、最初は「うつ病」と診断されて治療がスタートします。

双極性障害にはⅠ型とⅡ型があり、躁状態の程度によって、「躁」と「軽躁」に分けて、Ⅰ型とⅡ型の診断基準にしています。

今回は双極性障害の特徴について、お話していきたいと思います。

 

双極性障害の特徴

・「躁」と「うつ」がくり返し現れる

・症状のあらわれ方には個人差がある

・20代~30代で発症しやすい

・春~夏は躁、秋~冬はうつが多くなる

・ストレスや睡眠不足、生活リズムの乱れが病気発症や再発のきっかけになりやすい

・ほかの精神疾患を併発しやすい

 

以上挙げた以外にも、いくつかの特徴がありますが、今回は実際に私の症状の特徴にもなっているものを挙げさせていただきました。

では、今回は躁状態・冬季うつについて、詳しく見ていきたいと思います。当事者の方でしたら、分かり合える部分もあるかもしれませんし、周りに双極性障害をお持ちの方でも、ぜひ何かお気づきのことがあればコメントください。

 

どのタイミングで状態が変わる?

暖かい季節は躁、寒い季節はうつになるのか

躁やうつになるとき、きっかけがあったという人、ある程度の周期がある人など、状況が変わる事情は様々です。健康であれば、天気が良く日差しが明るいと気分が良いかもしれませんが、躁状態になると症状を誘発してしまう可能性もあります。寒さが厳しくなれば、感傷的になる人もいますが、抑うつ状態だと動けないほどになってしまうのです。このように、症状のきっかけとして季節を挙げる、季節型の人もいます。

決まって冬にうつ状態になる人は、光療法が有効だとされています。朝に2時間ぐらい強い光を浴びる療法のことです。通販などで光療法の器具を購入して使用している人もいるそうです。

 

天候に左右されたり、いきなり変化したり

季節ではなく、天候に左右されるという人もいます。快晴だと躁状態、雨や曇りの日だとうつ状態だと感じるそうです。また、いきなり躁になったりうつになったりする場合があります。「なんだか気分がいいな」という日も、その程度で収まらずに楽しさが止まらないと躁になります。そして次の日には疲れて動けない、うつ状態になってしまう、ということもあるそうです。

 

私は季節型

私の場合は、2年ほど前から季節型ということがはっきりわかってきました。というのも、20代前半は仕事を辞めるのが2~5月に集中しており、再就職が8月頃でした。そしてこの2年間は10~2月に仕事を辞めて、5月に再就職、というパターンが定着しています。季節型だということがわかると、その時期が近づいてくると、自分に合った症状対策をしていく、というようになります。

と、言いましたが、昨年末は対策ができず、休職に至ってしまいました。この反省を活かして、今年度は乗り切っていきたいと思っています。

 

本日もご覧いただきありがとうございました。